持ちものを見直して愛を深めたり、持っているアイテムを紹介していくシリーズ【愛用品】。
2024年最初のブログは【愛用品】を紹介してスタートです。
今回紹介するのは棕櫚箒(しゅろほうき)なのですが、掃除道具なので年始より年末の大掃除前に更新すればよかった気もしますが、年末の大掃除をしたきれいな部屋をキープする役立つアイテムとして興味を持っていただければ幸いです。
棕櫚箒について
棕櫚箒(しゅろほうき)は棕櫚の木の幹の皮を穂先の素材に使った箒。
自然素材ですが丈夫で長持ち。
昔から使われているだけあって、畳やフローリングに適しています。
ワックス効果もあるので掃除に使用するだけで自然な艶を引き出します。
種類
種類ですが、簡単にいうと箒の柄の長さでまず分けられます。
柄の長さで長柄箒・片手箒・荒神箒の3種類のサイズに分けられ、長柄箒・片手箒は畳やフローリング用の座敷箒、荒神箒は卓上用になります。
そして次が規格。(箒の部分の大きさ)
棕櫚箒は「玉数」によって箒の大きさが変わります。
実質この玉数でサイズも決まってきます。
というのも、穂先は小さな棕櫚箒(束)をいくつか並べた形をしているんです。
その小さな箒(束)それぞれを「玉」とよび、穂先の「玉(=束)」の数が増えると箒の幅が広く、玉が少ないと箒の幅が狭くなりサイズが決まります。
なので、サイズと規格で考えると結構な種類になります。
耐久年数
耐久年数ですが、こちらは箒の素材(棕櫚の皮)の繊維を選別して作ったのかどうかで変わってきます。
修理しながら何十年も使用できる棕櫚箒は皮をほぐし、選別された繊維を用いて作らた「鬼毛箒(おにけほうき)」です。
15〜20年以上使用可能と言われています。
反対に修理せずに使い切る棕櫚箒は穂先として必要になる部分のみをほぐした「皮箒」。
使い切ると言っても長くて5年ほどは使い続けることができます。
ただし、使用・保管状況により大きく異なり、箒の種類や作り手によっても変わりるのであくまで目安として考えてください。
棕櫚箒については下記サイトで詳しく説明されています。
おすすめサイト→棕櫚箒製作舎
棕櫚箒を使い始めたきっかけ
棕櫚箒を使い始めたのは2017年。
エコな生活がしたいと思って使い始めました。
最初に購入したのは皮箒。
玄関収納の時に少し紹介したこちらの箒たちです。
今は玄関やアウターテラスの掃除に使っています。
当時は棕櫚箒に種類があるなんて知らなかったのでネットで安い棕櫚箒を探して使っていましたが、ある日TVで棕櫚箒を紹介している番組を観て衝撃を受けました。
私が使っている箒よりも柔らかくて滑らかな毛先。
撫でるように箒を使ってる!!!
すぐに調べました。
TVで紹介されていたお店を調べて棕櫚箒の特性を調べて、私が使っていた棕櫚箒は棕櫚箒なんだけどお手軽なタイプだったということを知りました。
アパート住まいで部屋自体そんなに広くはないので小回りが利きやすい片手箒と卓上ではなく、角やちょっとしたときにサッと使えるように荒神箒を購入していました。(はりみ(ちりとり)も)
持っている棕櫚箒を総入れ替えしたい。
考えた末、使っていた箒を玄関(外)用にして新しく片手箒を購入。
そしてその使いやすさに慣れてくると荒神箒も欲しくなって追加で購入しました。
TVで紹介されていたこちらのショップで購入。
規格については書かれていませんが、5玉の片手箒(半柄)です。
私の棕櫚箒
ここからは私の持っている棕櫚箒をご紹介します。
棕櫚の箒 半柄
購入したショップでの名前ですが、片手箒とか手箒よばれるサイズ。
規格は5玉で、たぶんこの規格が1番多いかな。
7玉も見かけたことがありますが、柄の長さから考えると使いやすいのは5玉だと思います。
箒の毛先で撫でるように床を掃除するのですが、ほとんど力が必要ありません。
一生懸命ほこりやゴミ、髪の毛をかき集めようとしなくても自然にまとまっていきます。
掃除の前に床に軽く湿ったお茶殻を撒くと良いらしいのですが、私はそのまま箒ではいています。
私の使用している箒はこちら→棕櫚の箒 半柄
お手頃価格もあります
ミニ荒神箒
部屋の角やちょっと気になったとき、あとははりみ(ちりとり)にゴミを取るときに使用する荒神箒。
小回りが利いてとっても便利!
なくても困らないけどあったらうれしい、そんな箒です。
部屋全体を掃除するときは片手箒ですが、床の気になったほこりや髪の毛を取りたいときはこの荒神箒が大活躍しています。
私が使用している荒神箒→ミニ荒神箒
参考にこちらもどうぞ
はりみ(ちりとり)
せっかくなので棕櫚箒と一緒に使用したり保管したりする際におしゃれに見えるはりみを購入しました。
見た目だけではなく、プラスチックと違い静電気が起きないという性能も兼ね備えています。
このはりみは最初に使用していた棕櫚箒と一緒に購入して今も使い続けています。
目立った傷みもないのでこれからも継続して使用していきます。
棕櫚の束子 ちび丸
棕櫚箒のお手入れ用品として使っているのが棕櫚たわし。
箒を購入したサイトで一緒に購入。
永く棕櫚箒を愛用していきたいのでお手入れ用品も箒と同じ棕櫚素材のたわしにしました。
私が使用しているたわし→棕櫚の束子 ちび丸
こちらも参考に
お手入れについて
掃除が終わったら箒のお手入れをします。
箒についてほこりや髪の毛、ゴミを通り除いて箒に椿油を混ぜた水をスプレーします。
スプレーした後はたわしで優しく丁寧にといていきます。
たわしでとき終わったら、箒が乾くまで陰干します。
私はクローゼットのドアに取り付けたタワーのドアハンガーにかけています。
お手入れをしっかりすることで永く使えるということなので、部屋全体を掃除したときには必ずしています。
棕櫚箒のメリット
棕櫚箒のメリットですが、
- 永く使える
- 電気も取り替えるものもない
- 1度購入したら維持費ゼロ(手入れ用品の椿油は除く)
- 音がしないから朝でも夜でも掃除可能
- フローリングは掃くだけでワックス効果
- 驚くほどほこり、髪の毛、ゴミが集まる
と言ったところだと思います。
きちんとお手入れをすれば10年以上は使えるし、電気いらずで取り替えするようなものもありません。
音もしないから朝早くから、夜遅い時間でも気兼ねなく掃除ができます。
ワックス効果もあるからいつでも床がピカピカ!
それからほこりやゴミがなさそうでも棕櫚箒を使うと思ったよりゴミが集まります。
隅々まで掃除ができているんだと思います。
棕櫚箒のデメリット
- 掃除に時間がかかる
- ベッドの下などは掃除ができない
私が思うデメリットはこんな感じでしょうか。
意外と掃除に時間がかかるんですよね。
クイックルワイパーなどを使用しているとサッと掃除できる感覚がありますが、箒の掃除はそれよりも時間がかかります。
念入りに掃除をしたくなるからなのか、それともゴミを一箇所に集めようとするからなのか、手軽ではないかもしれません。
あとは箒の毛先を立てて使用しなければいけないので、ベッドの下などは掃除ができません。
できないわけじゃないけど箒を永く使用するためにはやらない方がいい。
なのでベッドの下はクイックルワイパーで掃除しています。
掃除道具
床掃除をする道具は棕櫚箒、クイックルワイパー、掃除を持っています。
どれか1つにしてもいいのですが、元々掃除が好きだし用途も違うし・・・ということで今のところ全て所持し、使っています。
今後手放すとしたらクイックルワイパーかな、と考えたりしていますが私はものを持たないという選択よりも部屋を綺麗にしていたいという方が強いので、手放す可能性は低いですね。
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まとめ
私が掃除道具として愛用している棕櫚箒、いかがでしたか?
エコで経済的。
導入コストは少しかかりますが、掃除機を購入することを考えれば同程度、またはそれ以下で電気も使用せず静か。
クイックルワイパーのようにスイスイ掃除とまではいきませんが、替えのシートを定期的に購入する必要もありません。
棕櫚箒は力を入れずに優しく撫でるようにして掃除をしていきます。
私は棕櫚箒を使用して掃除をしてから自然と自分が住む家や部屋、ものを大切に丁寧に扱おうという気持ちになりました。
考えてみると自分の気持ちにもメリットがあったなと思いました!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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